おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

COVID-19

PCR検査  (第1289回)

ファイザー製ワクチンの二回目を終えて、とりあえずの手当はこれくらいかと思った。他方で、気になるのは諸外国なら去年から、いつでもどこでも無料で検査できるところがあると報道されているPCR検査が、日本ではなかなか普及しない。はっきりいうと、行政が…

ワクチン第二回接種  (第1288回)

せs主前回の続きです。第一回のワクチン摂取は、本年7月23日(金)でした。私の場合、住民票のある東京都荒川区において、ファイザー製ワクチンの接種の順番が回ってきたため、第二回はちょうど3週間後の8月13日(金)に、同じ集団接種会場で受けました。時…

ワクチン第一回接種  (第1287回)

久しぶりのブログ更新です。本ブログのほかにも、憲法と業務のブログの更新が滞っており、理由はいくつかありますが、戦争のブログで忙しいのが一番の原因です。もうすぐ鎮魂の八月がくる。今回の更新を思い立ったのは、昨夜、レンタルで映画「20世紀少年」…

積極的疫学調査  (第1284回)

久しぶりの更新です。特にこのカテゴリー「COVID-19」(新型コロナウィルス感染症)は、感染拡大当初(ちょうど去年の今ごろ)の日本中、世界中の様子を知りたくて連載していました。あとはブログにわざわざ書くまでもなく、ネットやニュースで追っていまし…

8月17日 GDP速報 (第1282回)

8月17日には、二つの大きなニュースが伝わってきました。一つは安倍総理が慶大病院で受診したらしいというもので、これはまだ何が起きているのか、当方にはよくわからないため、本日の話題からは外します。お大事に。どうなろうと、与党には責任を果たしても…

8月14日 後遺症  (第1281回)

新型コロナウイルス感染症の「後遺症」という言葉が、報道でもインターネットでも、しばしば見受けられるようになったのは、7月になってからだろうかというのが、私の漠然とした印象です。当事者にとっては時間の経過が、また、研究者や行政官には事例の積み…

8月3日 ワクチン  (第1280回)

しばらく更新が滞りました。理由は二つ。短期的に仕事が忙しかったこと。もう一つはまだ続きそうですが、政治にしても医学にしても、COVIC-19 関連の情報が、ここ東京の陽性報告数と同じように急増しており、ただでさえ暑さで不調な頭の中が混乱しています。…

7月27日 マスクふたたび  (第1279回)

去年までマスクをしたことはありませんでした。唯一の例外は、仕事でお客さんの食品工場などに出入りすることがあり、そういうときは職場のルールに従います。当然です。でもそれ以外でマスクはしたことがなかった。そもそも、インフルエンザに罹ったことが…

7月22日 go to キャンペーン  (第1278回)

7月22日から「go to トラベル」なるキャンペーン事業が始まりました。私はそんなお金と時間の余裕がないし、第一、都民なので除け者にされており、たぶん無縁のまま終わりそうだが、何かと騒ぎになっているので、やはり触れます。東京も大阪も、新規の陽性報…

7月15日 感染経路  (第1277回)

本年7月15日、菅官房長官は午前中の記者会見の席上、「市中感染が大幅に広がっているという状況にはないという認識だ」などと述べたと、ニューズウィーク紙日本語版ほかにおいて報道がありました。違和感を覚えたのは私だけではなかったようで、我が家の会話…

7月12日 記録の保存について  (第1276回) 

このブログで「COVID-19」というカテゴリーを新設して書き始めたころ、この書き物は新型コロナウイルスと感染症の勉強のためであり(ここまでは今もそう)、政治を語る場ではないと書きました。しかし、実際には批判的なことを中心として、政治の話題が増え…

7月2日 為政者の言葉  (第1275回)

拙宅は上野公園の北にあり、パンダの近所です。このあたりは鉄道の高架がほとんどなく、山手線、京浜東北線、高崎線・宇都宮線、常磐線、私鉄では京成、雪国へ向かう新幹線の出入り口が横に並んで壮観です。一部は拙宅のバルコニーから直接見える。このため…

6月17日 国会の閉会  (第1274回)

2020年は通常国会(常会)が、6月17日に閉会した。通常国会は憲法の定めにより、年一回は開催されなければならず、国会法第十条の規定により150日という会期が定められている。おおむね予算審議の時期である1月に始まって、夏休み前の6月中に終わる。一方、…

6月9日 11年前の教訓  (第1273回)

老化で体力が衰えつつあるとはいえ、現役の社会人である以上、「お客さんが知っている出来事なのに、起きたことさえ私が知らない」という事態だけは避けたい。唯一の事業方針です。このため、毎朝、インターネットでヤフーとグーグルのニュース、新聞とNHKの…

5月29日 専門家会議  (第1272回)

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 (以下、「専門家会議」といいます)については、いろいろ議論がありました。厳しく言うと、外野席から文句を言う者(主に他の医学者)が、少なくありませんでした。学者というのは、そういうものです。原発事故のと…

5月25日 ジョージ・フロイド氏  (第1271回)

タイトルにある黒人男性の悲劇と、その後の米国内、飛び火して世界各地で起きたデモや暴動については、日本でも大きく報道されました。出来事はみなさんご存じだろうし、ネット等で調べるのも今なら材料が多いですから、ここでは個人の感想のようなものを書…

5月15日 シュプレヒコール  (第1270回)

前回の東京アラートが出たのと同じ日、いつもどおり自宅兼事務所で書類仕事をしておりましたが、途中から国会中継に集中する破目になった。ことによってはこの日、「国家公務員法等の一部を改正する法律案」が強行採決されるおそれがありました。この法案の…

5月15日 東京アラート  (第1269回)

5月15日にレナウンが民事再生法の適用を申請した。再生の可能性はあるが、本件に限らず、通常は破産とひっくるめて「倒産」と報道される。テレビから離れて久しく、CMソングも最近のものは全く知らないが、ワンサカ娘ならよく覚えています。倒産も離職も、こ…

5月11日 きゃりーぱみゅぱみゅ  (第1268回)

著名人や芸能人は、政治を語ってはいけないと本気で考えている者がいるらしい。意図的な言葉足らずであって、補足すれば、自分が応援している政党なり政治家なりの悪口は言ってはいけないという意味であり、この自己陶酔を侵害されると激しく反応する。5月11…

5月10日 香港  (第1267回)

いま香港では当局とデモ隊の衝突が激化しており、この先どうなるか分からない混乱の状態です。このブログでは、できるだけ同時代の雰囲気や自分の感想を書き残しておきたいので、中間報告的にこれまでの香港について書きます。香港には一度だけ、1990年代の…

5月8日 37.5℃が4日間  (第1266回)

2020年5月8日、厚生労働大臣がCOVIC-19の「相談・受診の目安」に関し、記者会見で見直しに言及しました。この目安とは従来、一般に「37.5℃以上の熱が4日間出たら」という理解が広まっていたものです。以下は、もう廃止された文書ですからご注意ください。本…

5月5日 ドクター・アイ・フェン  (第1265回)

今回のタイトルにある5月5日という日付は、歴史的な意味合いは無くて、これから書く内容を載せた雑誌が、ネット書店から拙宅に届いて読んだ日です。まずは、雑誌を買うきっかけになったネット記事のご案内。執筆者は日本在住の中国人ジャーナリストの劉燕子…

5月4日 新しい生活様式  (第1264回)

5月4日は、全国一斉で宣言されていた金事態措置が、全国一斉で5月7日から31日まで延長された日です。人それぞれの受け止め方があったと思います。ここ東京では感染者数がなかなか減らず、我が家でも延長はするだろうと言い合っておりましたし、どうせ私の仕…

5月3日 とんかつ店と憲法記念日  (第1263回)

まずは経済危機の話です。観光業というのは、企業統計などでよく使う総務省の日本標準産業分類には載っておりません。でも定義も要らない、分かりやすい言葉です。自分が観光旅行や出張に行くときにお世話になる業界の総称です。移動するには運輸や旅行代理…

5月2日 「基本のキ」ウイルスとは何か  (第1262回)

カラスの勝手でしょう、か。 今回は医学者の資料をご案内します。前にも触れているように、自分はかき集めた情報源を、直感で絞って使っておりますが(みんなそうだろうけれど)、その中の一つに京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長のウェブサイト「山中伸…

5月1日 志村  (第1261回)

4月30日の朝刊を眺めていたら、いつもは見ないテレビ欄に目が留まり、志村けんが翌5月1日のNHK「朝の連続テレビ小説」に出るとありました。翌朝は、数十年ぶりに朝ドラを観て、最後のほうに真面目な顔つきで出てきた志村に別れを告げた。志村が入院したのは…

4月30日 補正予算  (第1260回)

2020年4月30日、令和二年度の補正予算が成立しました。これを書いている5月下旬には、もう第二次補正の編成に入っていますので(閣議決定済み)、今日の話題は「第一次補正予算」と書き添えた方が誤解せずに済む。もっとも、以下の資料には第一次とは書いて…

4月30日 赤木さん  (第1259回)

有権者になってから、自由民主党が野党になった時代を二度、経験している。いずれも、記憶ではウォーターゲート事件のような、政権が一撃で吹っ飛ぶような出来事があったというよりも、積もり積もった有権者の鬱憤が、表面張力の限界まできたような事態だっ…

4月25日 高尾山  (第1258回)

いつもは過去を振り返りつつ記事を書いておりますが、今回は現在(5月下旬)の出来事にも触れます。掲題の4月25日前後というのは、大型連休の直前にあたります。25日は土曜日でしたから、職場によっては早くも長い連休に入るタイミングでした。もちろん緊急…

4月20日 ジャシンダ・アーダーン  (第1257回)

本年4月20日、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、同国のロックダウンを、同28日から段階的に解除する方針を表明しました。最大の警戒度4から3に移行するというもので、後に5月13日には警戒レベルは2となり、現在に至っています。ニュージーラ…