おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年のハロハロ  (第968回)

2015年もあと数時間を残すのみ。今日は映画から離れて雑談です。どうやら幸い、西暦は終わりそうになく、使徒も出現しそうにない。以前「20世紀少年」と「新世紀エヴァンゲリオン」の共通点として、両作者と私が同い年であることと、2015年が厄年であること…

月はどっちに出ている  (第967回)

玄関先にいる喪服姿のケンヂの背中に向けた「塩、忘れるな」という母ちゃんの声が聞こえる。お清めの塩や砂は、もともと神道のものだったらしいが、これと仏教をゴッチャにしてきた我が民族は、何式の葬儀だろうと粒々で清める習性がある。最近のお葬式では…

駄菓子屋  (第966回)

お母ちゃんがサンフランシスコでのパンデミックを報じる新聞に「怖いねえ」と感想を漏らす。また売り物に手を出したかとケンヂ店長は叱りに来るのだが、まだ彼にとって全身の血液を失う感染症は他人事のようであり、それよりも隣の記事にある高校教師が投身…

ススキの原っぱ  (第965回)

前回から一か月も経ってしまった。理由は珍しく仕事が忙しかったからだが、時間や体力が限界を迎えるほど余裕を失くしていたわけでもない。気力の問題。こんな駄文でも、それなりに考えて気合を入れないと書けないことが良く分かった。つくづく作家とか漫画…