2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧
東日本大震災が発生してから、年に一度、被災地に行くと決めて4年目に入った。初回は宮城、2回目は栃木と茨城、3回目は福島、そして今回は5月の半ばに岩手に行ってきた。行先と季節がこうなった理由は、その初日に同窓会の先輩のツアーに便乗させてもらった…
これまでも書きたい放題に書いてはきたが、これからは筋の展開に沿わなくても、好き放題に個別のテーマを選べる。何ともありがたい。記念すべき第一回は、ドンキーにちなんでロバの話題。 漫画の中の世界では、本名の木戸三郎という名字を、銀座をザギンと呼…
今回の私は大まじめですが、結果的に主に若い人の言葉づかいを批判することになるので、そういう老いの繰り言のようなものがお嫌いな方はご遠慮ください。さらにいうと「あまちゃん」とその作家がお好きな人は読まないでください。 下巻の最後まで感想文を書…
ページ順で書いていた最後の頃は、どうも細部にこだわり過ぎたようで木を見て森を見ず。あれでは感想文というより漫画文献学みたいになっていた感じがする。もう少し全体的な読後感を書きたくなった。例によって、とりとめもないが。 だいたい、最初のころ「…
下巻最後の一頁半はガッツボウルだ。悪くない。”ともだち”の嘘が混じったヴァーチャル・アトラクションで終わっては後味があまり良くないだろう。最後は景気の良い現実のお話しで締めくくりたいものである。 登場人物も申し分なく、私の好きな神様とコイズミ…
中学生のケンヂが楽曲「20世紀少年」をオンエアしたときの思い出話は第7集に出てくる。その日付は「よげんの書」に出てくる2000年12月31日。マルオが運転するトラックでダイナマイトを搬送しているときのことだった。 そのときのケンヂの記憶では、ユキジに…
下巻も残りあと数ページというのに、未だ片付いていない宿題がある。いずれも大事な問題であるのに、答えが出ないまま終幕まで来てしまった。未解決の大きな疑問は三つ。基本的にページ順で書いてきた感想文は、次の点で歯切れ悪く終わりそうだ。 疑問とはつ…
屋上で二人の生徒の大事な会話が始まる前に、他の人にはどうでも良いかもしれないサイド情報の整理を試みる。どうでも良いと書いたものの、少しは関連するかもしれないので記録します。最終場面で屋上にいた三名、すなわち大人と中学生のケンヂ、ナショナル…
余談から始めます。第2集によるとユキジは、「こんな連中と関わってたら、本当にお嫁にいけない」と悟りを開いたはずだった。ところが自ら関ってしまい、案の上、お嫁に行けないまま今日に至る。 ところで2年ほど前のことだったか、私以外は三十代の知り合い…
私が生まれ育った静岡では、カツマタさんという苗字は決して珍しくない。学校や近所に何人かいた記憶がある。漫画の悪役ぐらいならまだしも、三年ほど前にはうちを所轄する電力会社のトップであるカツマタ君が世間の大顰蹙を買い続け、今般は同姓の男が女の…
キリコの次に登場するのは、お久しぶりの仲畑先生である。彼は泣き虫ではあるが根性と優しさという医療職に欠かせない資質の持ち主でもあり、北海道や埼玉で悪のウィルスと戦い続けて来た。 ワクチンの大量生産を始めた際にキリコに気合を入れられてしまった…
下巻の174ページ目から175ページにかけて見開きの一コマがあり、砂煙を上げて四駆らしきヴァンが砂漠のような大地を疾走している。次のページに場所の名が出てくるが、ここはアフリカ大陸だ。 左ハンドルを運転中の蝶野氏が、ここは昔、川だったようだと推測…