おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

COVID-19

4月17日 記者会見  (第1256回)

ジャーナリズム論みたいのは苦手なのだが、このテーマにおいては避けて通れません。COVID-19 は、国際的な政治課題になっているのだから、私達はまず報道から(あるいは、報道から情報を得ているネットから)、何が起きているのかを確かめる。ちゃんと報道し…

4月16日 一律10万円  (第1255回)

医療か経済か、感染防止か生活保障か等の表現で、かじ取りが難しい二つの課題が表面に出始めたのは、もっぱら医療の話題でもちきりだった3月中旬ごろを過ぎて、下旬になり検査結果の陽性報告が増え始めた3月の下旬あたりではないかと思います。流行が長引く…

4月16日 どさくさ  (第1254回)

ここでは政治活動をしないと前に書きましたが、4月16日に関しては政府・与党に批判的です。2020年4月16日、政府は緊急事態宣言を全国に拡大した。これが今日の話題です。続いて同4月16日、「減収者支援30万円」を、「一律10万円」に急きょ切り替えた。アメと…

4月15日 42万人?  (第1253回)

本年4月15日の出来事としては、韓国の総選挙と、厚生労働省のクラスター対策班の会見がありました。まず韓国から。文政権の勝利となった。まだウイルス対策が続いている最中の国政選挙でしたから、これは今後もしっかりやってくれという声かと思っています。…

4月11日 感染拡大  (第1252回)

この下書きは2020年5月15日(金)に書いています。以下のデータは、みな本日付けのものです。この時点で、全国の日々の新規感染者数は4月と比べて減っています。これから、緊急事態宣言の解除が段階的に始まりますから予断を許しませんが、何とかこれで少な…

4月9日 医療提供体制  (第1251回)

民主主義のための勉強だと、大見え切ってのブログですから、個人でできるところまで調べ、分からない点は人なり本なりから情報を仕入れます。4月7日に緊急事態宣言が出され、さる5月7日に延長されました。それぞれの「概要」は内閣官房のサイトに載っていま…

4月8日 台湾  (第1250回)

今回はかなりの個人的な意見を含めます。かつて銀行に勤めていた若かりしころ、海外の金融機関や公的機関などとの間での信用取引(融資や外国為替)の担当者だった時期が何年間かありました。日本国内の法人個人の融資係も経験しましたが、国内なら相手の信…

4月7日 緊急事態宣言  (第1249回)

今回は私自身のため(今後の情報収集や理解の促進のため)、法律用語や行政用語などの整理を試みます。堅苦しい内容になります。まず緊急事態宣言について、本年4月7日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して出されたものは、前にも触れたように現…

4月6日 現金給付案  (第1248回)

次の回で話題にする予定の緊急事態宣言(4月7日)は、国内外の多くの人たちから「遅すぎる」と言われました。なぜ遅すぎると判断するのかは論者により異なるようですが、例えばWHOのパンデミック宣言から日が経っているし、国内で亡くなった方も数十名になっ…

4月5日 うちで遊ぼう  (第1247回)

前置きが長いのが欠点ですが直せません。三十代後半、望んでもいなかったのにアメリカの駐在員になり、5年近くカリフォルニア州の日本企業の支店で働きました。いろんな意味で、よい経験だった。その一つに、日本に住み続けていなかったら気づかなかったであ…

4月3日 メルケル  (第1246回)

ドイツのメルケルは、予防接種をしてもらった医師の、新型コロナ・ウイルスの検査結果が陽性だったのを受けて、今年3月22日から二週間の自宅隔離に入った。続いてイギリスのジョンソンも、3月27日から、こちらは本人が重篤の患者になり、約一か月の自宅療養…

4月1日 アベノマスク  (第1245回)

私のブログにしては近ごろアクセス数が増えているので(テーマがテーマだけに、キーワードが多いからでしょうか)、今回最初に、繰り返しになりますが、念のため一言。私は医療職の資格を持っていないし、政治家ほか公務員でもないし、法律家でもジャーナリ…

3月29日 クオモNY州知事  (第1244回)

3月の後半、アメリカ合衆国の感染者数が、特に都市部において急増し始めました。日本語版のBBCサイトによれば、3月26日に米国内の感染者数は、中国を抜いて世界最多になってしまった。集計したのは、最近よくその名を聞くジョンズ・ホプキンス大学である由。…

3月26日 お肉券  (第1243回)

2020年3月下旬から4月上旬にかけて、私の印象では、日本政府の動きに挙動不審と申すべき混乱が続きました。慌て始めた直接のきっかけは、やはり3月24日に決定した2020オリンピック・パラリンピック東京大会の延長が大きな要因としてあるはずです。もっとも、…

3月25日 文化とメディア  (第1242回)

今日の本題に入る前に、同じ2020年3月25日に行われた、東京都の小池知事による会見の記録を見ます。「緊急記者会見」と報じているマスメディアもあります。2日前の「ロックダウン発言」の影響もありましたし、このころ東京では感染者数が増加しつつあった。…

3月24日 東京大会の延期  (第1241回)

本年予定されていた「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」については、先般、IOCの委員へーリー・ウィッケンハイザー氏の意見を採り上げました。もちろん彼女一人だけの見解で延期されたわけではありませんが、IOCの内部からこういう強い主張…

3月23日 ロックダウン  (第1240回)

今年はこの「ロックダウン」を含め耳慣れない言葉が飛び交いました。3月19日の専門家会議の議事録あたりから、日本でも報道やネットで使われるようになったようです。カッコの中に何度も日本語の意味が添えられてしますので、まだ聞いたことがない人が多かっ…

3月20日 あの三連休  (第1239回)

今年(2020年)は国民の休日「春分の日」が、3月20日(金)になった。このため、土日祝が休みの職場で働く人たちにとっては、行楽の季節に三連休という有難い暦になりました。もとより殆んどの学校は春休みの時期に入っていたはずで、多くの家族連れや若者同…

3月16日 英国ジョンソン首相  (第1238回)

今回は感想文のようなものです。繰り返し述べますが、私はメディカル・ドクターなどの医療職ではないし、医学生理学の研究職でもない。この病気の流行のような深刻な事態に、素人がいい加減なことを書き散らして、民間療法のシャーマンみたいになってはいけ…

3月12日 聖火  (第1237回)

2020年に入って新型のコロナ・ウイルスが各地に蔓延し、世界中の人たちが苦しんでいるわけですが、日本だけの不幸・不運があるとしたら、今年、東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定であったことだと思います。以下、想像も交えますが、世間様…

3月11日 パンデミック  (第1236回)

少し前の記事の追記から始めます。第1228回において、WHO(世界保健機構)が1月30日に緊急事態の宣言をしたことを書きましたが、その宣言のリンクを貼り忘れました。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(Public Health Emergency of International …

3月3日 法令の勉強  (1235回)

本年2月下旬、雑誌の記事を書いてほしいというお仕事をいただき、快諾したあとで慌てて勉強することになった。記事のテーマは、新型コロナウイルスに関して、経営者や人事がどのどうなことを注意すべきかという大事なもので、一方、そのころの私は全くの別件…

2月29日 上野動物園  (第1234回)

今年2020年は、西暦年が4で割り切れるオリンピック・パラリンピックの年。このため2月は29日まであった。前日の28日(金)に全国一斉の閉校要請が出て、学校が実際に閉まるのは3月2日(月)からだったが、その前にテーマ・パーク等の判断が速かった。2月29日…

2月28日 WHO-中国合同ミッション報告書  (第1233回)

今年2月の終盤は、これまで挙げてきた出来事の連続で日本全国が大騒ぎになり、掲題の報告書の件はほどんど話題にならなかったという印象を持っています。内容が専門的ですし、数十ページもある取っ付きにくいものですが、今回はこれに取っつく。2月後半にWHO…

2月27日 臨時休校  (第1232回)

学校や教育委員会で働く教育関係者や、児童生徒・保護者のみなさんにおかれては、記憶に新しい出来事が今日の題材です。タイトルの「2月27日 臨時休校」で検索すると、各地方自治体などのサイトから、悲鳴が聞こえてくるようです。拙宅は職業も家族も、これ…

2月25日 政府の「基本方針」  (第1231回)

前回の題材にした専門家会議の見解(PDF版)を踏まえて、翌2月25日に、「新型コロナウイルス感染症対策本部」(本部長は内閣総理大臣)より、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が発表されました。昨日の今日ですから、これがこの先1~2週間の瀬…

2月24日 瀬戸際の1~2週間  (第1230回)

クルーズ船の報道を見ながら、これは皆さん大変だと思っていたころ、すなわち2020年の2月上旬は、中国の武漢で新設の大病院があっという間に建った。強権発動国家はこういうとき、動きが速い。特に人民よりも統治機構を守る必要が高まったときは強いです。同…

2月5日 ダイヤモンド・プリンセス  (第1229回)

豪華客船はIR(総合型リゾート)です。クルーズ船と報道されている「ダイヤモンド・プリンセス」にも、ネットで拝見するとシアター、スポーツ施設、カジノなどがある。特にカジノは、カリフォルニア駐在時代に、ラスベガスで何度も楽しんだので、いっぺん乗…

1月30日 PHEIC  (第1228回)

あまり聞かない言葉ですが、「PHEIC」というのはWHO(世界保健機構)の用語であり、” Public Health Emergency of International Concern”の略語。2005年に適用範囲が拡大されたもので、きっかけはWHO憲章で定められている「国際保健規則」(International H…

1月16日 国内初  (第1227回)

今年一月の前半、WHOのように、のんびりしていた私がようやく「大丈夫か?」と思い始めたのが、前回の続きで1月16日。国内初の新型肺炎の患者が発生したという報道が一斉に新聞、テレビ、ネットに流れたときです。すでにその前には、中国国内で武漢以外にも…