おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「20世紀少年」を観る  (第955回)

映画用に、わざわざ新しいブログ・カテゴリーまで作った。形から入らないと気分が乗らない私。映画「20世紀少年」は三本作られて、2008年から2009年にかけて上映されている。残念ながら、そのころは失業と開業準備で大騒ぎだったので、映画館で観ていない。…

雑記  (第954回)

そろそろ映画の感想文をまとめて書いていこうと思う。その前にこれまで書き残した断片のようなものを一まとめに記します。先日の積み残し。「ゴールデンスランバー」で名前の分からなかった若い俳優さん。ちゃちゃっと調べられる世の中になり申した。 キルオ…

のろし  (第953回)

「のろし」は、第5集第4話のタイトルになっている。それが描かれているページには、「よげんの書」でも屈指の稚拙な絵があり、しかも説明文がないため、描いた本人のケンヂが思い出せないでいる。昔の少年誌の特集では野球、プロレス、幽霊・おばけ、人類滅…

ロックじゃねえ  (第952回)

先日の宣言どおり、映画「ゴールデンスランバー」を観ました。この作品は原作小説のストーリーやセリフをかなり忠実に再現しているので、映画の感想文というより役者の感想文のようになりそうだ。相変わらず私は脇役好きなので、そちらに重点が傾く。今の邦…

夏の終わり  (第951回)

今回は後半こそ漫画の感想文ですが、その前に楽しくない現実の話題にも触れますので、そういうのはご勘弁という方は読み飛ばして下さい。本日すなわち8月20日は、ケンヂおじちゃんの誕生日である。56歳、おめでとうございます。作者がこの日を選んだ事情は知…

迎え火  (第950回)

今日も漫画とは殆ど関係ございません。最近は妙に昔のこと、特に子供時代のことを思い出すようになった。無事お迎えの時が近づいているのかもしれない。昨日、実家のことを書いていたときに連想したことを書き残そう。 小学生のころ、1960年代の田舎、うちの…

戦争を知らない中高年  (第949回)

司馬遼太郎は複数の著作において、中庸・中道というものは観念としては成り立ちやすいが、そのとおり実行するのは難しいという趣旨のことを書いている。また、別の機会に引用した覚えのある「街道をゆく43」には、こんな文章がある。 古代ギリシャの哲学者は…

御巣鷹山の手帳  (第948回)

覚えていらっしゃる方もいるのではないかと思う。もう10年ぐらい前だったか、私が若手社員だったころの8月12日に日航機が墜落し、その遺品を展示する会があった。この場には行けなかったのだが、展示品の一部を伝える新聞記事を読んだ記憶がある。 そのうち…

怪談噺  (第947回)

漫画「20世紀少年」で幽霊や、オバケが散々話題になっているのだが、考えてみれば今どきの若者には余り実感の湧かない話題ではないのだろうか。ああいう古典的、伝統的なオバケ、幽霊の類は最近とんと登場しないではないか。幽霊はどこへ行った? 幽霊という…

Initiation Love  (第946回)

乾くるみ著「イニシエーション・ラブ」は、はたして恋愛小説なのかミステリなのか知らないが、いずれにしても滅多に私はこの手の本を読まない。しかし、今回は親類にぜひと勧められたので本日(この下書きを書いた日に)読みました。漫画の感想文とは関係な…