おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

参院選  (第1932回)

もう次の週末に参院選の投票日が迫っている。今回ここで私が言いたいことは、生前の菅原文太が東日本大震災のあとに、何度も語っていた言葉を借りるとすれば、若い奴は選挙に行けという趣旨です。若い奴の皆さまにおかれては、千と千尋の釜爺の声と言った方…

新年号  (第1931回)

【リブログに際しての補足】 今回より2019年の記事の再掲です。 前回以降しばらく、体調不良や業務の集中が続き、更新が遅れてしまいました。もう一度、前文を読み直す必要があります。以下は、それに先立ち別のところに書いた文章ですが、憲法やその前文に…

前文をもう一度 (第1930回)

すでに、ネットをみていると、みなさん相当、比較検討の作業や発言をしており、どちらに寄るかは問わず、活発な論争になりそうで期待も膨らみます。結党以来の悲願であり、選挙公約に挙げた以上、失敗したら解党する覚悟でしょうね。 今回は先ず、これから利…

統計問題とアベノミクス  (第1929回)

ときどき念のため書いておりますが、私は法律家ではありませんし、どちらかというと政治にはあまり興味がないほうだと思います。それでも近年、報道やネットから入って来る情報がキナ臭くなっており、有権者の責務として最低限のことは知っていなければなら…

辛酸  (第1928回)

前回はウィキペディアの注意点に触れましたが、アマゾン社の「カスタマー・レビュー」も、酷いのが少なくない。本当に本好きで買って読んだのか(カスタマーなのか)、あるいは、レビューというより単なる悪口雑言なのではないか、というのをよく見る。 私に…

安直にWikipediaを信ずるべからず  (第1927回)

ウィキペディアは便利です。私も公私を問わず、毎日のように使っている。特に単発の事実をすぐ知りたいとき、例えば信長の生まれた年とか、どこかの国の首都の名前とかを調べるには本当に使いやすい。 だが、単純事実関係でも意外と誤りが多いうえに、歴史や…

人口政策確立要綱  (第1926回)

本稿では、2012年に自民党が決定したという「日本国憲法改正草案」を、いまの憲法と比べながら読んで参りました。今年(2019年中)に、国会での動議から国民投票まで推し進める計画だという報道を耳にしておりますが、その具体的内容は相変わらず曖昧模糊と…

それでも、日本人は「戦争」を選んだ  (第1925回)

ブログを引越し、そして久しぶりの更新です。引越も更新も間が空いたのは、まず私自身の情けない体調のせいで、長いこと体調不良に苦しみ、僅かな仕事しかできなかったこと。今回はその病床で読んだ本の紹介です。遅れた理由はもう一つあって、憲法改正の話…

国家安全保障会議  (第1924回)

私はこのブログを書き始めた一昨年(2016年)まで、憲法や軍事にほとんど関心が無かった。このブログとて、何か高尚な動機があって始めたわけではなく、何だか世間で憲法改正がどうのこうのと話題になっているようなので、これを機に少し勉強しておこうかと…

海兵隊  (第1923回)

このブログの更新が滞っております。主な理由は、珍しく仕事が忙しいのと、別のブログでも忙しいのと、しかし最大の理由は、憲法改正の話題に窮しているからです。総裁選が終わり、さあ改憲だと威勢が良いが、どういうふうに変えたいのか、さっぱり分からな…

赤の十月  (第1922回)

最近このブログを見た旧友から、「お前はもっと保守的な奴だと思っていた」と言われました。一方で家族からは、はなから保守的な人間と認定されています。自分でも、性格的には保守そのもので、世の中や己の生活が急変することを好まず、少しずつ快適になっ…

私は真珠湾を忘れない  (第1921回)

今回は、第二次世界大戦が本題ではなくて、ここは憲法のブログですから、第10章の「最高法規」についてです。第10章 最高法規 第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多…

ゲリマンダーたち  (第1920回)

本年3月5日の自民党党大会で方向性が定まったとされる「改憲4項目」のうち、まだ一つ、私の苦手な選挙区の条文案が残っている(第47条)。 該当の条項を、①現憲法、②2012年の憲法改正草案、この③「改憲4項目」の順番で並べてみる。まず、一目瞭然で、どんど…

現行憲法無効・明治憲法復元  (第1919回)

先回、「吉田の自由党には、同時期に岸信介と辻政信が国会議員として所属していました」と書きましたが、これだけでは不親切、無責任かなと思いましたので、今回はその補足です。このブログは政治批判や人物評が目的ではないので、事実関係を主とします。 ま…

殺生  (第1918回)

今回は雑感です。いつも政治の批判では疲れます。このようなブログを書いていて大丈夫かと、複数の知り合いに心配してもらっています。私は薄利多売の個人事業ですので、本来は政治と宗教の話題は、できるだけ避けた方が賢明なのです。でも権力中枢にいる政…

道徳教育勅語  (第1917回)

宗教学者の山折哲雄氏の講演を、何回かお聴きしたことがある。ご本人によると、オウム真理教の教祖麻原と対談したことがあり、サリン事件のあとでマスコミから取材を受け、宗教学者なのにその危険性が分からなかったのかと詰問されたらしい。こう答えたそう…

改めて教育基本法のこと  (第1916回)

教育基本法の改正については以前の記事において、「ミニ憲法」というタイトルで話題にしている。ミニ憲法というのは当方の勝手な造語で、この改正教育基本法(2006年施行)が、自民党の憲法改正草案(2012年公表)の、特に、前文案と似た言葉が多いからだ。 …

教育について再考  (第1915回)

複数のネット情報を基に言及した自民党の「改憲4項目」(本年3月25日の党大会で取り扱われと報道されているもの)のうち、自衛隊および緊急事態については既に論じました。残る二つは、定数是正および教育に関連するもの。太字で転載します。①と②の番号のみ…

自分らしく生きる  (第1914回)

近年、実によく聞く言葉です。試しに検索すると、無尽蔵に「自分らしく生きる」を人生訓なり願望なりにしている人たちがいるようです。私には今ひとつ意味が不鮮明なのですが、忖度するに、どうにも窮屈な毎日で思い通りにいかないので、邪魔されずに生きた…

災害は緊急事態ではないのか  (第1913回)

前々回の続きで、今年3月に自民党が取りまとめたという憲法改正案に関する報道のうち、どうしてもどうしても新設したいらしい緊急事態条項を転記します。「第73条の2」になっているのもご注目。直前の第73条は内閣の事務に関する規定であり、緊急事態は、内…

代議士先生  (第1912回)

現時点で、私は辻政信という人に個人的な恨みはない。伯父がマリアナで戦死したころ、彼は重慶やインパールに夢中だたはずで、直接の関係者ではない。それにしても、多くの戦史に出てくる彼の所業は、とっくに死んでいる人なのに(正確には行方不明だが)、…

第9条の2 ?  (第1911回)

前回の更新ですので重複あり。憲法改正案の最新情報がないため、勉強に支障を来しております。見つかるまで、過去を振り返ってみる。去年(2017年、平成二十九年)の12月20日付で、「自民党憲法改正推進本部」という組織名の資料がネットに公表されている。 …

前法と後法  (第1910回)

たまたま本ブログに立ち寄られた方へ、過去も何回か念のため書いているのですが、私は法律家ではありません。司法試験は受けたこともない。大学のときは経済専攻で、民法や商法の単位を必要最低限、取ったぐらいの関わりしかない。あとは、今の仕事との関係…

「おじさん」的思考  (第1909回)

今回のタイトルは、このブログにぴったりの書籍名。著者は内田樹氏。内田さんの本は、たぶん最初に「下流志向」を読んだと思う。私は教育関係の仕事をしていないが、社会保障に関わっているので、社会問題全般に関心があって手に取った。その直後に、新聞に…

正岡子規と明治憲法  (第1908回)

以前も同じようなことを書いたのですが、他のブログに書いたものを、せっかくですので転載します。 本日は憲法記念日です。おかげで休める。この連休はやることがあるので働いているのだが、今朝の東京は嵐だったので、休む。ひとは今日、いまの憲法について…

【図説】太平洋戦争  (第1907回)

書籍の題名です。太平洋戦争研究会著、河出書房出新社。1995年2月20日に初版発行。題名の通りで、先の大戦のうち日米戦が対象になっており、真珠湾攻撃から始まる。ただし、それ以前の日中戦争も、若干の記事があるし、巻末の年表に含まれている。表紙裏の地…

基地と原発  (第1906回)

最近、我が国の領土や領海で、米軍や自衛隊の事故が増えているような気がする。私は報道を通じてしか知り得ない事柄なので、事故の件数ではなく報道の回数が増えただけなのかもしれないし、偶然、私の目にとまった数が増えただけなのかもしれないが。 一方で…

安保法制の落とし穴  (第1905回)

どうも私の文章はくどい。最近の投稿を自分で読んで、そう思った。ここでの本の紹介は、営利目的ではないから、あっさりで良い。今はネットでいろんな感想や意見が読めるし、まずは図書館で借りても良い。ということで今後は、こういう本があるという端的な…

空気  (第1904回)

いま大流行りの「忖度」という言葉は、たぶん何年か前に流行した「KY」の「K」と似たような意味合いで使われているように感じる。ただし、以下は私見ながら、忖度というのは、辞書的な語義としては、人の心を推し量るという、どちらかと言えば良い語感を持つ…

もう一つの「戦争論」  (第1903回)

クラウセビッツでもないし、小林よしのりでもない。坂口安吾が昭和二十三年(1948年)に、雑誌名だと思うが「人間喜劇」に発表した論評。終戦の3年後だ。私が持っているのは、新潮文庫「堕落論」に入っているもの。 学生時代は安吾が好きで、寒い京都の冬、…