おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Joe  (第1050回)

もうすぐリオデジャネイロのオリンピックだ。せっかくの大会なのに、イワンのバカどもがドーピングなどやりおって、しかも大統領がオリンピックに政治を持ち込むななどと文句を言っている。ロサンゼルス・オリンピックの不始末を忘れたか。せめて始まったら…

Buffalo '66  (第1049回)

さあ、久しぶりに、のどかな話題で感想文が書ける。1998年のアメリカ映画、「バッファーロー'66」は、公開当時、首都にさえ映画館がない国にいたため、21世紀になってからレンタルで観たはずだ。最近また観た。ご覧になっていらっしゃならい方は、拙文を読む…

お詫びとお知らせ  (第1048回)

先日お伝えしたとおり、憲法関係の記事は別のサイトに移しましたが、わたしのブログを一本化する目的で、再びこの「おじさんの雑記帳」に再掲します。今回は第1313回に続きます。 (おわり) .

摂政と委任  (第1047回)

革命で誕生した政権は、直前の権力者を悪者にせざるを得ず、ときには彼らが使っていた政治の用語さえ厭う。このため、前の前とか、もっと昔の制度名を持ち出すことがある。明治政府の場合、武家政治を建前上は捨て、皇室王族を担ぎ上げた。 このため、ずっと…

国事行為のみを行ふ  (第1046回)

改正草案は新設の条項が多いこともあり、これ以降、同じ又は類似の条文であっても、通し番号が異なるものが増える。このため、逐一「現行の」とか、「改正草案の」と形容する。また、現行憲法は青字で表示する。 今回以降はしばらく、第一章「天皇」の中でも…

皇位の継承と元号  (第1045回)

こうして、頭の中を整理しながら勉強しているつもりなのだが、全くの徒労に終わるかもしれない。もしくは、役に立つのもずっと先のことになるかもしれない。総理総裁が、憲法改正の議論はゆっくりやると言ってみえる。それどころか、安保法案のときの騒ぎを…

千代に八千代に  (第1044回)

今回は雑談や、好き嫌いの話も交える。いつも堅苦しい文章ばかり書いていると、頭が疲れる。岐阜県の美濃地方に、揖斐川町という町があり、その西部にかつて春日村と呼ばれた山村がある。うちの親戚一同が暮らしている。山あり谷あり緑あり。ときどき山菜や…

元首とは何だ  (第1043回)

前文に長居したので、そろそろ本文に入ります。その前に一言だけ。改正草案には、さりげなく現行憲法にはない「目次」も新設されている。正確に言うと目次は、約10年前の改正案(前回の②)の段階で、既に差し入れがあった。ただし、十年前にはなかった「緊急…

日本国民  (第1042回)

疲れが出た。憲法という大物相手に、下準備もせず挑むとこういうことになる。しかも、参院選の結果は改憲勢力とやら(変な名前)が、3分の2を超えたそうで、次はどう出るかと思ったら天皇陛下の「譲位」「生前退位」などという報道。たぶん観測気球のための…

前文のはじまり  (第1041回)

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し…

憲法は法律なのか  (第1040回)

素朴な好奇心であります。憲法も他の法律も、法であることに異論はありません。それなのに、このような疑問を抱いたのは、前回引用した平成24年の自民党の改正草案を斜め読みしていたときのことです。第73条に内閣の職務が規定されている。 その中身に入る前…

憲法の改正について  (第1039回)

しばらく前に、憲法を話題にしたとき、一生に一度は憲法改正の議論に加わりたいと書いた。そのときは願望のような気分だったのだが、段々と現実的な話題になってきた。そういうことを書いておいてみっともないが、私は憲法に詳しくない。中学生のときに習っ…

バングラデシュ  (第1038回)

バングラデシュには出張で三回、行ったことがある。もう20年ほど前だ。現地の滞在日数は合計で4週間ほどだったろうか。いずれも首都ダッカが主な宿泊地で、ときどき地方に行くような行程だった。当時アジアの最貧国の一つで、文化も気候も食べ物も日本とは大…

Farewell, My Lovely  (第1037回)

今回は雑談です。本日は胃が痛くて寝ていました。やれやれ。数日前にチャンドラーや、エルロイの名を出したときに、ずっと前、ここでハードボイルドの話題を出したのを思い出した。もちろんオッチョの出番に際してだ。角川映画のキャッチコピーもうろ覚えで…