おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

雑記帳

再び大英帝国より エリザベス女王 (1220回)

不撓不屈、いとしのエリー。 www.youtube.com Her majesty's a pretty nice girl. ”Her Majesty'” The Beatles, 1968 上野公園 人影無し (2020年3月28日撮影)

マスク  (第1219回)

浦沢直樹氏が、アベノマスクのイラストを Twitter に載せて、賛否両論を呼んでいるというので、私もちょこっと覗いてきました。ずっと前に書いた覚えがあるが、今どきの漫画は、トゲトゲした描線が多く、全体に暗くて、印象がきついため好かない。その点、手…

大英帝国より  (第1218回)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する2020年3月12日の英国ボリス・ジョンソン首相スピーチおよび在英国日本国大使館からの伝言が、同館のサイトに掲載されています。日本語翻訳と、原文(イギリス政府サイト)の英語版の両方。このような言いにく…

心臓神経症  (第1215回)

今回は雑談です。心臓神経症というのは、正式な病名かどうか知りませんが、古い言葉だし、今でもネットで検索すると出てきますので、珍しい病状でもなく、医学界でも使われている言葉だと思います。最初にお断りしておくと、私は医療職ではありませんので、…

謹賀新年  (第1214回)

明けましておめでとうございます。私は生まれがネズミ年なので、今年は数え六十一、満59歳で還暦を迎えました。家系的にも、私個人も病弱なほうなので、こんなに長生きできて幸運、幸福でございます。同居していた祖父母は、いずれも六十前後で他界していま…

還暦  (第1213回)

我がマンションの最上階からみた夕暮れの富士山です。東京からは、こうして西側にシルエットが見えるのですが、生まれ育った静岡では反対側からみることになりますので、最近ながめておりませんが、夕焼け色が映えて美しい。この人生も、けっこう長くなりま…

年金雑感  (第1195回)

老後に2千万円かかるというような政府の報告書が出たと騒ぎになっております。今回は昔話も含めた公的年金についての雑感です。社会人になったころですから、もう三十年以上前です。八十年代の前半で、もう高度成長は終わり、まだバブル景気は予想もしてい…

幼稚園時代  (第1192回)

幼いころの思い出は少ない。実家は貧しいなりに、穏やかな家庭ではあったと思うが、父が病弱で知っているだけでも十数回、退職と再就職を繰り返し、合間は自宅療養だった。このため、祖父と母がパートで働き、祖母が孫の面倒にも駆り出され、というふうに慌…

本年  (第1191回)

本年もどうぞよろしくお願いいたします。ずっと体調を損なっていたので、なかなか更新もままならなかったのですが、ようやく風邪も治まって参りました。もう若くないなと実感いたします。実は新しいはてなブログの扱いにも慣れていない。 そういえば、われら…

またしても自己責任論か  (第1181回)

ずいぶん前にも、イラクかどこかの人質解放問題で巻き起こった自己責任論に対しここで反論したが、再びシリアでの同様の件で、賛否両論かまびすしい様子で、うんざりしている。そもそも、自己責任って何だ。自分で蒔いた種は、自分で刈り取れというような、…

秋の写真集(第1180回)

ここしばらく公私ともに忙しく、体調もすぐれなくて、なかなか更新できないというのも、寂しいものです。こういうときは、写真を飾ろう。この9月から10月にかけて、近所で撮影したものです。最初の一枚は、不忍池から上野公園をのぞき見したもの(済みません…

奄美紀行 その6・最終(アオウミガメ) (第1175回)

奄美大島の背が立つ海辺で、ハコフグを追いかけていて振り切られ、あきらめて振り向いたらカメがいた。水の中では、ものが大きく見えるものですが、それにしても自分と同じくらいの大きさにみえて驚いた。これなら浦島太郎でも乗れる。体長は1メートルくらい…

奄美紀行 その5(海の中) (第1174回)

竜宮城に来てみれば、絵にも描けない美しさ。赤いハイビスカスと、青のルリスズメダイを見ると、歓迎されているような気分になる。以下、2018年7月14日・15日、奄美大島の沿岸にて撮影しました。 なぜかいつもペアルックのツノダシです。今回は台風の直後で…

奄美紀行 その4(ばしゃ山村) (第1173回)

最後の宿泊だけは、この村で過ごしました。あいにく私のガラパゴス・デジカメでは殆ど星を移せませんでしたが夜空が綺麗で、月もなく金星と木星と土星、さそり座と北斗七星、夏の天の川が流れ、見事な星空でした。 海の中は次回とその次にアップします。2018…

奄美紀行 その3(国直・旧港) (第1172回)

三日目の午前中は、大島の国直海岸で海水浴。ここには、神の道(二枚目)がある。2018年7月13日撮影。沖は珊瑚が綺麗で、フグもいた。 同日午後は、名瀬の旧港の埠頭で磯釣り。釣果はオジサンとイスズミ。 (つづく) ここにいるよ あなたが迷わぬように 「…

奄美紀行 その2(加計呂麻島) (第1171回)

奄美の滞在二日目は大島の南隣にある、加計呂麻島の海で泳ぐツアー、貸し切り。まだ台風の余波で少し、うねりが残っておりましたが美しい海です。まず上の4枚はガイドさんに撮ってしていただいた写真。いずれも2018年7月12日撮影。 残りは私が写したもの。最…

奄美紀行 その1(名瀬) (第1170回)

ここ何回か、書くのもしんどい話題を続けたため、一休みして今年の夏休みの写真集を何回かに分けて残します。本年は7月中旬に奄美諸島に行って参りました。宿泊は主に奄美諸島の港町、名瀬です。いい旅でした。用心が足りなくて、いまだに火傷のような日焼け…

東京オリンピックは10月にやろう  (第1169回)

お暑うございます。高温記録の更新ラッシュだそうです。2年後のちょうど、この時期に始まる東京オリンピック・パラリンピックは、このような猛暑の中で実施して大丈夫なのかという声が、すでに海外からも寄せられているとか。特に心配なのは何と申しましても…

ベルギー戦を終えて  (第1165回)

トーナメント緒戦の対ベルギー戦も、ライブではごく一部しか観られなかった。当日(つまり試合後に)急な仕事で、それがまた何人かの職業人生を左右する会議だったので、睡眠不足の老いた頭で参加する訳にはいかなかったのです。それでも早めに寝付いて、明…

ベルギー戦を前に  (第1164回)

こんにちは。「ポーランド戦の最後のパス回しを批判するのは頭の悪い証拠」と、橋下徹氏に一蹴された寺本と申します。遠い昔、弁護士さんや検事さん達と何年ものプロイジェクトでご一緒させていただいたとき、彼らが笑いながら「法曹三者のうち、頭と性格が…

スポーツは結果が全てか  (第1163回)

そんな訳ないだろう。それなのに、この国では、そういう言説が堂々とまかり通っています。スポーツは勝負事だから、もちろん勝った負けたは重要です。しかし、結果が全てと言い切るとしたら、それをネタに賭博行為をやっている連中くらいだけだと思っていた…

夢をかけた試合、勝ちにゆくべし  (第1162回)

ここ三週間ほど苦しんでいた仕事が、昨日ようやく一区切りして(まだ終わっていませんが)、これで少し落ちついてサッカー・ワールドカップを観ることができるようになった。恥ずかしながら、いつ開幕したのかも気付かなかったし、日本の初戦の日時と相手も…

月を追いかけて  (第1160回)

映画の感想文サイトのようになってきた。毎回お断りを書きますが、ここの感想文は映画だけでなく小説も漫画も、ストーリーから細部に至るまで書きたい放題に書きますので、まだご覧になっていない方はご注意願います。特に今回は突拍子もない誤解かもしれな…

初夏の写真集  (第1157回)

最近、戦争関係の記事が続いて疲れたので、4月下旬に散歩がてら撮影した写真を掲載します。上二つが4月27日の足立区舎人公園、残りが4月28日の荒川区自然公園です。 アヤメとカモのヒナ 橘香る朝風に コブハクチョウ カキツバタ 睡蓮 (おわり)

春の写真集  (第1151回)

たまには長閑に春の写真集です。場所は谷中、本郷、上野。2018年3月24日撮影。久々に、つくしんぼうも見ました。 本郷 つくしんぼう 小石川植物園 枝垂桜満開 上野にて (おわり) .

グラン・トリノ 【後半】  (第1150回)

前回からの続きです。そんなことを思い出しながら映画を楽しむのだが、やがて変事が起きた。しつこく付きまとうギャングに腹を立てたコワルスキー老は、そのうちの一人に、「これ以上、タオに手を出すな」と警告したのだが、寄る年波のくせに手を出して、こ…

グラン・トリノ 【前半】  (第1149回)

2008年公開のアメリカ映画。クリント・イーストウッド監督・製作・主演。最初に、上映されたころ観て、最近、三度目を観た。登場する神父さんが何度か口にする「生と死」についての映画だ。未見の方は、先に映画をご覧になることをお勧めします。 私の人生も…

勇気  (第1147回)

子供のころや若いころ、家庭で学校で職場で、「そんな言葉使いはない」とか「言い方が気に入らない」とか散々叱られた。めぐる因果は糸車。こちらが若い人の言葉使いに違和感を感じるようになってきたが、世の中はこういうことで叱ると、こちらが叱られるよ…

マラソン・ランナーの孤独  (第1143回)

私が子供のころ、円谷という変わった名前の偉人が二人おりました。一人は特撮の達人、円谷英二。もう一人は陸上長距離ランナーの円谷幸吉。いずれも、何度かこのブログにお出ましいただいた。今日は幸吉さんの話題。本日1月9日は彼の命日。 1964年の東京オリ…

大みそかの墓参り  (第1141回)

今回は私事です。本年もあと半日足らずという今日の午後、墓参りを済ませてまいりました。先祖代々の墓ということになっておりますが、祖父が分家なので私でまだ三代目。 この祖父に加え祖母や父と、同じ墓に眠る伯父のことは前にも書いたかもしれません。戦…