おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

本年  (第1191回)

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。ずっと体調を損なっていたので、なかなか更新もままならなかったのですが、ようやく風邪も治まって参りました。もう若くないなと実感いたします。実は新しいはてなブログの扱いにも慣れていない。

 そういえば、われら昭和三十五年生まれの男は、今年「前厄」であるらしい。同年生まれの女子(知り合ったころはお互い幼稚園児)から教わりました。そんなもん教わっても困る。だいたい前厄とは何か。来年に向けて、こころの準備をせよということでございましょうか。まさか商売のためではあるまい。

 そもそも毎年、必ず厄があるので、毎年お祓いするか、毎年これを受け入れるかしかない。60年近く放置してきたが(これまで、いつ厄年が来て去ったのかも知らない)、神頼みは本当に困ったときのために、とっておく。ちなみに皇太子殿下も昭和三十五年生まれであるから、何と云うか、今年は忙しいが大丈夫だろう。


 それより、来年になると、元号が変わっています。今年の途中に切り替わると決まったらしいけれども、確かに元号法という法的な根拠はあるらしいが、意外と決め方はシンプルで、内閣が決める。「そもそも」と同じように内閣が、閣議決定する。何か嫌な予感がしませんか。センスが問われる。

 たとえ、誰がどう気に食わなくても、国会も最高裁も、これを覆すことはできない。一年限りの国民の休日は法律が必要なのに、何十年お世話になるか分からない元号は、国民の代表者の集まりたる国会では決められない。考えてみれば不思議なものです。どうなることか、怖いもの見たさで待ちましょう。


 思えば、私は昭和生まれなのですが、最近(正確に数えていないが)、昭和時代を生きた日数を、平成時代の日数が超えました。最長不倒となり、連日記録更新中。一馬身ほどリードのまま、ゴールインします。だいたい両方とも、30年ずつくらいになった。新しい元号で30年生きれば、バランスよくあの世に行ける。

 それが無理なら、2040年まで生きると、20世紀に40年、21世紀に40年となり、これも切りが良い。先々のことはこれくらいにして、今年は公私ともに、いろいろと変化を迎えます。そして来年はオリンピック。出場予定なし。この人生と同じく、昔から細々と頑張っている、マイナーなスポーツを観に行きたい。



(おわり)






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正月の田舎にて  (2019年1月1日撮影)

 






 なぜなら古い船も 
 新しい船のように
 新しい海へ出る

  「イメージの詩」 よしだたくろう














































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