おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

心臓神経症  (第1215回)

今回は雑談です。心臓神経症というのは、正式な病名かどうか知りませんが、古い言葉だし、今でもネットで検索すると出てきますので、珍しい病状でもなく、医学界でも使われている言葉だと思います。最初にお断りしておくと、私は医療職ではありませんので、以下はあくまで個人的な経験談にすぎません。

神経症という表現が使われているように、精神神経科の病状です。一言でいうと、動悸。それも明日はデートだというときの、ときめきではなく、「しまった」と気づいたときの、あの嫌なドキドキです。


これは私が高校生のときに発症したとき、母方の祖父の持病だったと母から聞きました。つまり、いま還暦の私の祖父の時代には、もうあった名称です。記憶によれば、大学受験の少し前に、心臓がチクチク痛むようないやな感じが続き、循環器系の精密検査を受けたのですが、まったく問題なし。

おそらく今なら、これも正式な病名ではないはずですが、自律神経失調症という診断書が出るかもしれません。薬が出るなら、カルテには何らかの精神疾患の病名が書かかれていると思いますが、私の場合、軽い安定剤(マイナー・トランキライザー)で、すぐ治まります。


心療内科は、精神的ストレスにより、本当に胃に穴が開いてしまうような場合、これは胃潰瘍として内科の治療を受けないと大変です。一方で、私の場合は、中高年になっても、例えば失業した時に再発しましたが、相変わらず心電図や血圧は正常の範囲内で(何度、検査しても)、こころの病といっても、心臓ではなく脳の故障です。

似たような症状でお困りの方は、まず内科で循環器の精密検査をしていただき、それが大丈夫ということであれば、では安定剤を試みましょうという方針転換になるかもしれません。今は副作用も小さい薬がありますから、病院・診療所の評判をよく聴いた上で受診してみてください。お心当たりの方は、医師にご相談ください。



(おわり)




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梅が好きです  (2020年2月4日撮影)




初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす - 万葉集
















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