おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2020年4月11日 COVID-19  (第1221回)

このブログに「COVID-19」という新しいカテゴリーを設けることにしました。今回がその第一回です。すでに、これまでの五回分(第1216回~第1220回)において散発的な話題としておりますが、これからは続けて書く。

この「COVID-19」というのは、いま日本で一般に「新型コロナウイルス感染症」と呼ばれている病気の名前で、読みにくいし覚えにくいが、将来、別の「最新型」が出たらこの名前は使えなくなる。


さらにいえば、今もっと流通している単語は、ウイルスの名前の一部「コロナ」だろう。コロナに罹ったといえば、もう意味が分かる。でも、これもコロナ・ウイルスは複数の種類があるのだから、「最新型」が出ると混乱する。

「COVID-19」を発症させるウイルスの名前は、「Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2」というそうで、略して「SARS-CoV-2」。昨日(4月10日)、犠牲者が世界で10万人を超えた。


ウイルスの名称で分かるように、2002年から2003年にかけて流行した「SARS」(サーズ、重症急性呼吸器症候群)の第二号。申すのが遅くなりましたが、私は医療職でも医学生理学の研究者でもありません。

ただ、衛生管理者の資格を持っているので、一般的な知識とこれまでの経緯を取りまとめようと思い、勉強のためこの記事連載を始めています。情報源は当面インターネットのみ。だれでもアクセスできる無料のサイトだけ使います。


これを書いている現在(2020年4月11日)、わが居住地にして勤務地である東京を含むいくつかの都府県では、「緊急事態宣言」が出されています。現在、日本国では2011年より引き続き「原子力緊急事態宣言」も出されている危険な国です。

その割に窓の外は長閑な春で、戦車が走っているわけでもないし、軍用機や火炎瓶が飛び交っているわけでもない。この二つの緊急事態を引き起こしているのは放射線とウイルスという目に見えない物騒な連中であり、通常兵器では戦えない。


f:id:TeramotoM:20200411121304j:plain

カキツバタ 高校時代の友が眠る近所のお寺にて



漫画の感想文の一環で書くのは不謹慎と思う人もいるかもしれないが、少なくとも何の自覚もないまま自宅にて監禁同様の状態にあり、宣言が出ていない地方からは前の回で書いたように、非礼にも黴菌扱いしてくる者がおり、これからも冗談ぐらいは交えて書かないとやりきれない。

この疾病によるご遺族や罹患者におかれては不愉快な思いをされるかもしれないが、そのときは教えていただければ該当部分は修正削除いたします。私もこの年齢になって、親愛なる縁者や友人の多くを喪いました。遠い思い出になってしまった。


漫画「20世紀少年」では、生物兵器として開発されたウイルスが2000年12月31日、後に血の大晦日と呼ばれた夜、大型ロボットにより東京にばら撒かれたのが発端という設定でした。連載当時は近未来を舞台にしたSFマンガです。

その19年後、2019年12月31日に中国から国連WHO(世界保健機構)に対し、未知のウイルスによる肺炎が発生した旨の症例報告があった。「COVID-19」の「19」は、2019年のことだそうです。


比較的、短期的・局地的だった「SARS」第一号と異なり、第二号はその感染性の強さと、グローバリズムに走った世界の人間の行動範囲と移動速度を借りて、半年足らずの間に世界的に流行拡大し、パンデミックという言葉を日常用語にしてしまった。

昨年末を起点として、過去の主な関連情報をネットから拾うことから始めます。いつの日か、過去から現在に追いつくはずですので、そこからはリアル・タイムに近くなるはず。生きていれば。


私は子供のころから病弱そのもので、青年期は体育会系で鍛えて何とか健康体に近くなったが、それでも手帳はもらえない程度の障害が複数あり、齢五十の前後から老化現象も加わって、よれよれ。おまけに同居していた父方の祖父母は今の私と同年代で他界しており、母方は典型的なガン家系で早死に多数。

そして、大人になってから二年ほどの静養を要した大病を経験しており、常に死を身近に感じる人生を送っています。だから、今も手洗いなど最善を尽くしていますが、病気は嫌だけれど怖くない。体調管理のため散歩は続けています。今回はこれまで。



(つづく)



f:id:TeramotoM:20200411063856j:plain

コサギ 今朝の上野公園にて  (2020年4月11日撮影)





 

 A love once new has now grown old.

   ”April some she will”  Simon & Garfunkel












.