おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

LOST KENJI TAPES  (第1010回)

映画では、ようやく暮れも押し迫り、ケンヂが弾き語りで歌う「ボブ・レノン」が流れてくる。もっとも最初のうちは曲だけ先につくっているところなのか、「ラリラリラ」というレレレのおじさんのような仮の歌詞のままだ。締切の21世紀末まであと数時間という…

瞳を閉じて  (第1009回)

前回のタイトルが、ウェイクアップ・コールのごとく偉そうだったので、今回は穏やかに優しく、ちなみに平井さんではなくてユーミンの曲より。彼女のファンには、少し気の毒な言い方をするので予めお伝えいたします。「ボブ・レノン」の話題は尽きたかと思っ…

目をあけろ  (第1008回)

息子の不幸で一度死んだオッチョが、死んだままで選んだ師匠が、これまた乱暴なお方で、たまに教えるが、それ以外の時間帯は弟子をイジメて遊んでいる。口も悪くて、「目をあけろ、アリンコ」などと、勝手に渾名まで付けている。 そういうわけで今回は、スペ…

友を待つ  (第1007回)

大学時代の麻雀仲間で、ときどき音楽の話もしていた男から、「おもろい奴が出て来よった。ええで。」と教えてもらったのがプリンスで、当時から訃報が届くまで、ひたすら気取った芸名だと思っていたら本名だったのですね。二つ年上。早いな。どうしたんだろ…

今日はマー坊  (第1006回)

九州で地震が続いているのだが、日々の暮らしには気晴らしも不可欠なので映画と漫画の感想文に戻ります。今回のタイトルに深い意味はなく、単に前々回で引用した歌詞の一部に、「昨日マー坊」とあったので引き継いだ。本日のお題は名前のない少年。またも、…

地震  (第1005回)

半世紀も生きてきて、結局、地震のことは何も分かっていない。私だけでなく、おそらく誰もみな。津波など滅多に来ないと勝手に決めていたら奥尻島に来た。関西は火山が無いから地震は少ないと思い込んでいたら、阪神淡路が来た。中越で終わったかと思ってい…

集合場所  (第1004回)

映画の感想文と言っておいて、結局、漫画はこうなっているという話ばかりであります。これはある程度、仕方がないと開き直れば、この映画は(三作を一本として)、後半こそ改作があるが、前半の筋は殆ど漫画と同じであり、もちろん情報量は少ない。つい、何…

警察国家  (第1003回)

しばらく前に、妙なことに気が付きました。このサイトは、右下の「ページビュー」という欄に、アクセス数の累計が表示される。あるとき、下書きをアップして、十秒ぐらいしてから何かの拍子で更新してみたら、この数字がいきなり10余り増えていた。わずか十…

愛と悲しみ  (第1002回)

柄にもないタイトルを掲げておりますが、久しぶりに真面目な感想文を書こうと思って衿をただしているのだ。この長編漫画をすべて映像化していたら、予算にきりがなくなり、映画が長くなりすぎると売上に響く。だから、これまで幾つか大事な場面が削られてい…

花見  (第1001回)

千一夜物語。今日は一休み。買い物がてらの花見の日々。 西日暮里公園 南日暮里公園 善性寺 (この稿おわり) .