おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

みどりの日 昭和の日  (第1155回)

先回で硫黄島から離れると書いたのだが、映画の話題に積み残しがありました。今日は祝日だ。若人よ、かつてゴールデン・ウィークは、たいてい飛び石連休だったのだ。それが、すっかり、飛び石連休は死語になった。ゴールデン・ウイークも危うい。テレビも新…

攻撃は最大の防御なり  (第1154回)

今回で硫黄島の戦いに関する二つの映画の感想文を終える。この「攻撃は最大の防御なり」という格言は子供のころから知っていたのだが、単純に「防御より攻撃のほうが重要だ」と信じておりました。田舎の小僧がスポーツを見れば、ボクシングも野球も相撲もサ…

硫黄島  (第1153回)

前回の続き。また、取り留めもない感想文。クリント・イーストウッドとスティーブン・スピルバーグの映画、「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」が登場したとき、私は後者のタイトルにある「Iwo Jima」とい表記に何となく違和感を覚えた。 硫黄島の名…

戦場の旗  (第1152回)

1995年にアメリカ海兵隊が発表した「硫黄島の米国海兵隊 その戦闘および国旗掲揚」という資料(のち一部改編)は、そのプロローグにおいて、敵将の訓示を掲載するという風変わりな書き出しになっている。大意、「我等、身を挺し全力を奮いて島を守り抜かんと…