おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

悪魔を憐れむ映画鑑賞  (第1059回)

アメリカ映画”Fallen”のタイトルは、たぶん堕天使のことではないかと思うのだが、邦題は「悪魔を憐れむ歌」になっている。1998年の作品。私はけっこう好きで何回か観ているのだが、当時のアメリカのサイトを見ると、興行的には失敗し、評論家からも酷評され…

拾ったバイクで走り出す  (第1058回)

今回は雑談。映画のケンヂは、北海道で山の男と出会って立ち直り、東京に戻る決意を固めたようである。まず、交通手段であるが、世が世なので電車も飛行機もないらしく、やむなく後になって「千キロだぜ、千キロ」と嘆くことになる道のりを、小さめのバイク…

イシ  (第1057回)

イシは弓矢づくりの名人で、また狩猟の達人だが、私たちが思い描くような職業としての猟師ではない。彼と彼が属する村の衣食住を支える日々の仕事として、熊や鮭を狩る。 今回は本の読書感想文で、書籍名は岩波現代文庫の「イシ」、副題に「北米最後の野生イ…

孤高の猟師  (第1056回)

ひさしぶりに、映画の感想文に戻る。最終章(第三作)「僕らの旗」に、遠藤健児が遠藤賢司に出会う短い場面がある。前者は主人公ケンヂの本名であり、後者は本物のハード・フォーク・シンガーで不滅の男、冬の雪山でケンヂの命の恩人となる。 かつて、アイヌ…

リオデジャネイロ・オリンピック  (第1055回)

リオの夏季オリンピックが終わりました。季節も時差も正反対の開催地とあって、調整もさぞや大変だったと思うが、選手や関係者のみなさま、ご健闘お疲れさまでした。前回大会ほどテレビを観る機会は作れなかったけれど楽しかった。 中学で卓球部、高校で水泳…