おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

歯の話の続き もう疲れた  (第1302回)

何回か前に、昨年は4本もの歯が折れたり欠けたりし、その治療と部分入れ歯・マウスピースの処置がようやく終わったと思ったら、年末に入れ歯の一つが割れてしまい、そのまま年を越したと書きました。

その部分入れ歯は年初に修復し、これで今度こそ一段落かと思いきや、一昨日に折れた歯の一つを接着した箇所が、また外れてしまいました。食事中でしたが、何かを口に入れた途端でしたので、噛んで折れたのではなく、すでにヒビが入っていたようです。


もともと若いころから何人もの歯科医に、(1)歯並びがよくない(外見というより、歯科的に)、(2)食いしばりや、就寝中の歯ぎしりが強い、と言われてきました。しかも最近、17年前の写真と比べ、歯並びがさらに悪化しているとまで言われております。

それでも悪戦苦闘の毎日では、もう柔らかいものしか食べないようにし、定期的にクリーニングに通い、歯茎が弱ってきたので歯ブラシを「やわらかめ」に替え、三度の歯磨きも丁寧に、夜間就寝中はもちろん仮眠をするときまでマウスピースをしてきたのです。


それでもまた折れて、さすがに疲れが出ました。もう或る意味では慣れてきているので大ショックというよりは、脱力というか徒労感というか、もう放置しようとまで思ったのですが、あいにく今週、来週と会議が数件。

私も話さないといけないのですが、折れたのが前歯なので、息が抜けるため話しづらいし、おそらく相手も聞きづらいはずです。このため何度もお邪魔して心苦しいのですが、また歯科の予約を入れました。


問題はその先です。このままでは、この繰り返しになることがはっきりわかりました。一区切りはありません。では繰り返しに頼るのか、それとも被せものを強化し、抜本的に歯列矯正を受けるのか。

この件については、すでに二人の歯科医と相談しております。一人は長年お世話になっている主治医。もう一人は最近、口腔内の診断をしていただいた口腔外科の専門医。


後者の専門医については私の場合、歯や歯茎のトラブルだけではなく、舌の表面が三か月ほど前からヤケドしたような感じでヒリヒリいたむため、先述のとおりガン家系であることから、念のため先週、口の中に腫瘍ができていないかどうか診てもらました。

結果は幸い腫瘍はなく、また舌痛症という舌の内部から痛みが出る病気でもなく、主治医の見解と同様で、原因は長引く治療のストレスと、並びの悪さからくる歯や入れ歯との接触で傷んでいるのだろうとの見立てでした。素人ですが患者として異論ありません。


被せ物の強化も歯列矯正自由診療となると、重症患者の自分としては、十万円単位の出費を覚悟しくてはなりません(それ以上かかるなら諦めます)。一方、我が家は一昨年から私以外の家族も含め、医療費が急激に増大しており、懐が苦しいのです。

この先は歯科と家族との相談を通じて、決めてゆかねばなりますまい。難儀なことです。すぐさま命には関わらないだろうと思う方もいらっしゃりそうですが、こうも毎日ストレスにさらされていては寿命が縮みます。それに歯周病菌は血管に入り、全身に悪影響を及ぼすと報告されています。


この先は個人の事情から離れますが、私はまだしも中年期において勤め先でITの基礎を教えてもらい、こうして何とかブログやSNSで発信して、ストレスを発散したり、「いいね」やコメントを頂戴しております。ありがとうございます。

しかし私より十年以上も年上くらいの年代(≒後期高齢者)の方々となると、PCやスマホを使いこなしている人の比率は低いと思います。彼らの声は、せいぜい家族親戚や医療機関に届くだけでしょう。


しかも近年の統計によれば、一人暮らしの高齢者や、高齢夫婦の二人暮らしの世帯が、どんどん増えているそうです。彼らの多くは心身の痛みや経済的な不安に日々、さいなまれているはずです。黙々とそれに耐えているのです。

おまけに今や他者には厳しく口汚い時代となって、「今の年寄りは昔と比べて元気だろう」とか、「百歳まで働け」とか、「年金の食い逃げ」とか、散々な言われようです。悠々自適な恵まれた老後なんて、ごく一部です。珍しいからニュースになるのですから。


(おわり)


ハシビロガモ  (2026年1月2日撮影)




















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