本年最後の話題は私の歯です。ネットの諸情報によると、若干の相違はありますが、六十代の日本人男性の歯の本数は、22~23本ぐらいのようです。私の場合、被せ物や折れた歯を接合したものが2本あり、それを入れると65歳で23本ですから、まずまず平均的です。
親知らずは26歳のとき、海外に長期駐在することになり、ちょうど虫歯で苦しんでいたので、一気に4本とも抜きました。この時点で28本になったはずです。
その後、四十代に入るまでは特に事故はなかったのですが、段々と歯が揺れ動いたり、歯磨きの際に出血したりと怖い自覚症状が出てきたため、当時の職場のそばにある歯科を受診しました。「重症の歯周病」と診断されました。
実家では両親とも歯・歯茎が弱く、「あんたも歳をとると大変なことになるよ」と言われていましたが、珍しくうちの親にしては正しかったことになります。それに今にして思えば、歯磨きも雑でした。
歯周病の中でも「歯周炎」という深刻な病気があり、これは歯周病菌が歯茎のみならず、その内側のアゴの骨(歯槽骨)まで溶かしてしまうらしい。実際レントゲン写真を見せてもらいましたが、部分的にアゴの骨が無くなっていました。空洞に雑菌が繁殖しやすいそうです。
それ以降、昨年までに4本の奥歯が抜けました。歯が痛くなるだけではなく、歯茎やもっと奥まで痛くなりますので、たまらず抜くという処置の繰り返しです。自然に抜けたことは記憶の限り一度もない。
ここまでだけでも口腔内のトラブルによく耐えてきたと自分では思うのですが、今年(2025年)は、どこかに激しくぶつけた訳でもないのに、前歯も含む4本の歯が断続的に折れました。
永久歯にも寿命があるそうです。ただし、通院中の歯科によると、個人差が大きく(これは他の老化現象も同様です)、また歯の個体差もあるらしい。弱いものから順番に淘汰されていったようです。
その折れ方と処置の仕方も、4本それぞれ異なりました。①奥歯が1本、縦に折れ、やむなく抜歯して、部分入れ歯を追加。②前歯が一本、根本を残して折れたため、かぶせものを取り付けた。③隣の前歯も折れて、こちらは折れた先の破片がしっかり残っていたので、接着。③犬歯も一本、折れましたが、僅かに欠けた程度だったので、これは詰め物で対処。
その後も②③のため、これまで使っていたプロテクター(マウスピース)を作りなおしました。②は2回、③も1回、食事中または睡眠中に、取り付けたものが外れたので再接合。
これらの処置が、入れ歯やマウスピースが出来上がるまでの待機期間も含め、今年7月から12月まで連綿と続き、顔面の工事続きで口腔内が荒れました。これには今も苦しんでいます。落ち着いたら治るだろうと歯科医に助言されています。
ところが、ようやく落ち着いてきたかと思った昨日、古い方のマウスピースが真っ二つに折れてしまいました。それも食事中や運動中ではなく、夜間に洗浄液につけておくのですが、昨朝になったら折れていたのです。これまたショックでした。寿命でしょうか。
折あしくも通院中の歯科は、昨日(日曜日)から暮正月の連休に入っていたため、また、別の近所の歯科も同様だったので、仕方なくこのまま年越しします。長年の持病に老化現象が重なっているのですから、全体にもう良くなることはないでしょう。
歯も歯茎も長いこと頑張ってくれています。いたわりつつ、でも歯茎は筋肉ですから使わないと弱るそうなので、適度に噛むようにします。最後まで冴えない話題で恐縮ですが、みなさま良いお歳をお迎えください。
(おわり)

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