おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

速報 歯が折れた  (第1279回)

 今回から読書感想文を予定しておりましたが、速報で歯が折れた件を話題にします。先月今月で2本、折れました。いずれも、出血も痛みも前兆もなく、夕食中にポロリと落ち葉が散るかのように上の歯が落ちました。

 先月の右上奥歯は、当日の異変はなかったものの、すでに二三年前に折れていて、ただし土台は残っていたため、折れた歯を接着して様子見をしておりました。


 この歯に近い歯茎が腫れ始め、さらにその奥の頬骨のすぐ下あたりが痛み出したのが確か大型連休のころです。そのときは20年以上通っている歯科で、消毒の軽い処置をしてもらったのですが、とうとう痛みは引きませんでした。

 このため先月末に、とうとう抜歯をしたのですが、あっさり抜けて予後も変調なし。すでに歯も歯茎も寿命を迎えていたようです。取り出した歯の土台も、顎の骨に杭打ちされている脚の部分がありませんでした。いずれ詳しく書きますが重度の歯周炎のため、一部の顎の骨も含めて溶けています。


 この抜歯後の経過が良好であることを去る8月6日に確認し、8月21日にその箇所だけの部分入歯(第2号)の歯型を取る予定でした。ところが昨日(8月9日)、今度も夕食中に、今まで何のトラブルも無かった左上前歯(犬歯の隣)が、いきなり折れました。

 こちらも出血・痛み共に無く、現在すこし冷たい飲み物が滲みる程度で食事以外の生活に支障はないのですが、何の予兆もないのに立て続けに歯が折れて、たいへんなショックを受けております。


 ここ二年ほどの老化は、三十代で体力が落ちたとか、五十代で老眼が進行したとか、そういう年相応の自然現象と受け止めるには深刻な状況で、「身体が壊れ始めた」という実感です。

 もちろん、私よりもっと難病や障害で辛く苦しく不便な思いをなさっている方々が大勢いらっしゃることは承知しておりますが、だからといって、それを念頭においても、自分の生老病死が気楽になる訳ではありません。


 換言すれば、自分とよく似た病気やケガをしている人を除き、他人様の痛みは共感しようがありません。「同病相憐れむ」のが精いっぱいです。家族の理解すら得られていません。2本続けて、打撃も受けていないのに歯が折れた同病人も周囲にはいません。

 おもえば青少年時代の自分自身が、祖父母や両親が老化や持病で苦しんでいるのを知っていながら、その辛さを全く理解しようとせず(子供が努力しても無理だったとは思いますが)、やっぱり世の習いで自分の番が廻って来たということです。因果応報。

 幸い連休明けに歯科の予約が取れましたので、ご担当の歯科医や歯科衛生士や受付のみなさんの「やれやれまたか」というお顔を拝みに行ってまいります。


(おわり)

慣れていないので腕が疲れるシーカヤック  (2025年7月9日撮影)




















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