おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「新聞記者」  (第1207回)

しばらく前に書きましたように、最近、好きな映画をシネマまで観に行くお金も体力も尽きてきて、これでは人生つまらんと思い、時には観に行くことにした。復活の第一号が「主戦場」、次はこの「新聞記者」を選んだ。 こちらも現時点でまだ上映中の作品なので…

マス・メディアが衰えるとき  (第1206回)

前回話題にした言論弾圧は、何も強権発動しなくとも、もっと遠回しに、あるいは脅迫程度でも十分できる。たとえば最近の事件でいうと、京都のアニメーション会社でガソリンを撒き放火するという極悪非道の事件があった直後、愛知の展覧会の主催者に対して、…

マスコミ  (第1205回)

今回からしばらく、報道や言論について考えようと思う。あまりそういう真面目なテーマは、ここで取り上げて来なかったのだが、昨今その手のお堅い話題が増えたのは、このままでいくと私や周囲の実生活(例えば仕事、例えばブログ)にも、悪い影響が出そうだ…

焼夷弾  (第1204回)

昨日(2019年8月14日)は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑にお参りしました。毎年夏の恒例の行事です。先週末は研修など多忙で身動きが取れなかったのですが、個人事業はこういうとき、ある程度は自由が利きます。私は父方の伯父を戦死で喪っている。自分は戦後生まれな…

主戦場の続き  (第1203回)

油蝉が廊下にいる 前回のテーマ、映画「古戦場」の感想文を続けます。先ずはタイトルから話題にする。監督が日系アメリカ人ということもあってか、映画には公式に英語の題名もサブ・タイトル的に付いている。”The Main Battleground of the Comfort Women Is…

映画「主戦場」  (第1202回)

上野にて これからしばらくは、あまり愉快でない話題が続きますが、ご一読いただいた方はご容赦ください。八月は、そういう月なのだ。子供の頃は、セミとトンボと草っぱらの夏休みだったのに。子供のころからの映画ファンだが、映画館まで足を運ぶには相応の…