おじさんの雑記帳 

「20世紀少年」の感想文そのほか 寺本匡俊 1960年生 東京在住

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

俺はみんなが思うような... (20世紀少年 第781 回)

かつて5年近くも暮らした国だから、どの外国よりもアメリカに愛着がある。でも、ときどき常軌を逸するので困る。 アメリカが或る国をつかまえて「こういう武器を持っている」というとき、そういう武器は無い。今回はどうか。 さて、第22集もそろそろ大団円を…

三つ目の円盤と田村マサオの終わり (20世紀少年 第780回)

第22集の233ページ目。オッチョが円盤の中で奮闘しているころ、夜の小学校の校庭では、かつての彼を「かっこつけしい」と呼んでいたサダキヨが、”ともだち”を羽交い絞めにしながら、「僕は、いい者だ」と自らに言い聞かせようとするかのように繰り返し語りか…

二つ目の円盤の終わり (20世紀少年 第779回)

形の上では漫画「20世紀少年」の続編のようになっている「21世紀少年」上下2巻は、ほとんどがケンヂとカンナの活躍場面になっている。このため、秘密基地の仲間たちは御一行様のような行動が多くなるが、もう”ともだち”も滅んだことだし、あとは「決着」なの…

悪者 いい者 (20世紀少年 第778回)

私が若かったころ張本の三千本安打は脅威の大記録であった。そしてこの夏、イチローが四千本目を打った。いい当たりだったね。おめでとさん。しかし、これでもまだ上に二人いるのだ。 一人は存命のピート・ローズ。もう一人は、映画「フィールド・オブ・ドリ…

アリとフォアマン (20世紀少年 第777回)

今回は第22集の231、232ページのためだけに費やします。旧主”ともだち”の陰謀を察知したヤン坊マー坊が万博会場に向かっている。決起した二人は、そこに行けば一人でも多く助けられるかもしれないが、自分たちもウィルスを浴びることになるという葛藤を抱い…

永遠の嘘をついてくれ (20世紀少年 第776回)

ビートルズは私の成分表示だと前に書いたが、あと二人いる。もう何度も何度もここで引用した吉田拓郎と中島みゆきである。拓郎の歌を初めて聴いたのは確か小学校の高学年のころだったかと思う。ただし本人ではなくてクラスメートが歌っていた「人間なんて」…

一つ目の円盤の終わり (20世紀少年 第775回)

第22集の182ページから再開します。何だか懐かしいな。ユキジらが高須幹事長の部屋に乱入するシーンである。瀬戸口ユキジは戦い続けてきた。第10集、2014年、歌舞伎町のラーメン屋「七龍」にて、神様はユキジに「知ってるよ、あんたはこのまま引き下がるよう…

何なの、その巨乳は... (20世紀少年 第774回)

今日のタイトルは第1集の51ページ目に出てくる我らが主人公、遠藤ケンヂのセリフから採ったものである。マイペースながらブログを再開するにあたり、これぞという話題を選ぼうと艱難辛苦して悩み抜いた挙句の結果がこれだ。 スポーツ同様、いきなり本調子を…

中間報告 (20世紀少年 番外)

このブログの毎日連載を中断してから、約1か月が経過しました。その直前に数週間後には再開予定と書いたのですが、まだ準備万端とは言いがたい状況です。前回、少し書き残したように、主な理由は仕事と体調。仕事については資格の勉強も含めて、この夏は妙に…